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炭を扱う意義
2027年、創業100周年を迎える私たちは、自らの原点に立ち返り創業時に扱っていた「炭」製品を再び取り扱うことを目指します。
この原点回帰ともいえる挑戦は、会社のIdentityを再確認する事だけではなく脱炭素社会の実現に貢献する「総合エネルギー・ライフクリエイトカンパニー」として、社会的責任を果たすことにもつながります。
01. バイオ炭とは?
バイオ炭とは、木や竹などの有機物を原料にした炭の総称です。伝統的な製法も含めて製造時の定義は特にありません。
弊社で取り扱うバイオ炭は、バイオ炭普及協会(現:立命館大学日本バイオ炭コンソーシアム)が定める「バイオ炭」のことです。
生物資源を材料とした、生物の活性化および環境の改善に効果のある炭化物のことを指し、下記のような特徴があります。
管理された酸素濃度の下、
350℃以上の温度で作られる固形物
田畑に施肥(せひ)する炭化物
生物の活性化および環境の改善
に効果のある炭化物
02. バイオ炭を取り巻く環境
Jクレジット認定
CCS機能※を活用した
第一回目の
バイオ炭J-クレジットが認定
※carbon dioxide catch storage
(二酸化炭素の回収、貯留)
多くの会社や行政が
注目することで
社会実装の
フェーズに移行
他社の動き…
①取引のプラットフォーム化
②東証が取引実験をスタート
③農家との連携を強めるJA
BBQ、活性炭、土壌改良材、融雪剤、高級炭程度の活用方法しかなかったバイオ炭が、石炭の代替燃料やJクレジットという形で注目を集め始めています
03. 炭化事業の概要
背景と達成すべき目標
~事業設立の背景~
2020年10月26日、我が国は2050年までにカーボンニュートラルを目指すことを宣言しました。さらに2021年4月、2030年度に温室効果ガスを2013年度比46%削減することを表明しています。我々は総合エネルギー企業の一員として、温室効果ガス排出量の多い電力・産業部門に対して石炭代替燃料の供給を行い、持続可能な社会の実現を目指し本事業を立ち上げました。
~何を達成するのか~
産業構造的に脱炭素が困難な製鉄業界、(石炭)火力発電所に対して未利用バイオマス資源を原料にしたバイオ炭の販売を行い、石炭の消費量を削減することで温室効果ガスの排出低減を達成します。